10月下旬のとある日。
仕事から帰って来た旦那から、突然のひと言。
転勤の内示が出た。行先は…仙台!
え、え、え~~~?!?!?!
関東圏にしか住んだことのない我が家、仙台って…???
縁もゆかりも全くない、未知のエリアです。
まずは、6年生の娘の意思確認。
娘が行きたいくないと言えば、旦那に単身赴任してもらうしかないかなーと思っていました。
パパがね…仙台に転勤になったんだけど、どうする?
みんなでお引越しする?
仙台???うん!行きた~い!!
え?
あの、人生の一大事ですけど…即決ですか?
何事も深く考えない、直感を頼りに生きている娘です。
そんなこんなで、ある日突然ドタバタ引っ越し準備が始まりました!
この記事ではマンションを売却する時、何よりも大切な不動産屋を決めるポイント、訪問査定の様子や、準備しておくと良いことなどをまとめてみました。
突然の転勤の辞令…何をどうしたらいいの?!
そんなあなたの少しでも参考になれば幸いです。
まずは不動産一括査定に申し込む
我が家が引っ越しをする場合、一番の問題は12年前に終の棲家になると信じて購入したマンションをどうするか?ということ。
娘が生まれてすぐ購入し、娘の成長の思い出が詰まったマンション。
愛着もあるし、設備面も割と充実していてとても快適に暮らしていました。
手放してしまうのは惜しい気もして、まずは賃貸に出すことを検討しました。
不動産屋に相談もしたかったのですが…ご近所だけでもかなりの数がある不動産屋の中から、どこに連絡すれば良いのか途方に暮れてしまいました。
そんな時「不動産一括査定」という便利なサービスがあることを知りました!
物件情報や連絡先を登録すると、住んでいる地域に強い不動産屋や自宅マンションの販売実績がある不動産屋などを何社かピックアップして表示してくれます。
その中から自分が連絡を取りたい不動産屋を選択すると、一括で連絡してくれるというサービスです。
その一括査定サイトも、またまた迷ってしまうぐらいたくさんあるのですが…その中で私が選んだのはHOME4Uというサイトです。
理由は、口コミでも評判が良くオススメしている人がとても多かったからです。
HOME4Uに登録すると、驚きの事態が!
早速情報を登録してみると、6社の不動産屋が表示されました。
どこを選んだら良いのかすら良く分からないので…全てにチェックを入れました。
いきなりガッツリ査定してもらうというよりは、まずはサクッとどのぐらいの価値があるのか知りたかったので、「訪問査定」ではなく「机上査定」にもチェックを入れました。
要は不動産屋が実際に家を見に来るのではなく、物件情報だけでおよそいくらぐらいで売却や賃貸が可能なのか目安を連絡下さい、という感じです。
ところが…申し込みボタンをクリックすると、驚きの事態が!
なんと、クリックからわずか10秒後に一社目の不動産屋からの電話が鳴りました。
まさか…と思いつつ、電話に出てみると「この度は一括査定サイトからのご依頼ありがとうございます!」と。
え、10秒って早過ぎませんか?
内容、確認する時間ありました??
パソコンの前で一日待ち構えてるんでしょうか???
といろいろ疑問はありましたが…とりあえず物件の情報など、更に詳細に電話でお伝えしました。
すると「机上査定」希望のはずが、そのまま訪問日時のお約束をする流れに…
まぁ、実際会って聞いてみたいこともあるからいいか…と週末に来てもらうことにしました。
その後は切ったら次、また切ったら次…と数時間の間に6社中5社と話しました。
私はここで大失敗をしました。
何が何だか分からないまま、次々といろいろな不動産屋と話した結果…どの会社と何を話したのか、訳が分からなくなってしまいました(汗)
一括査定に申し込む際は、クリックする前にメモのご準備をオススメします。
結局6社中3社と訪問査定の約束をし、1社は査定結果をポスティングしてくれるとのことで1社はメールでサクッと査定金額を出してくれました。
残りの一社は電話で話した履歴はあるのですが、パニックのさなかだったので何を話したのかすら覚えておらず…
そして、いよいよ訪問査定当日を迎えました。
訪問査定の前に準備するべきことは?
初めての訪問査定…
一体何をするのか、どこまで見られるのか、不安になりますよね?
我が家は今回の転勤が決まる半年ほど前から私がたまたま断捨離にハマり、家の中は割とスッキリした状態でした。
が…ただのお客さんをお迎えするのとは違い、プロの不動産屋の「訪問査定」。
散らかっているものを収納に押し込むだけでは、そこを開けられたらアウト!
訪問査定までの一週間は、大掃除か?!ってぐらい家中の掃除をし、さらに不要品を処分したり実家に持って行ったりしました。
結論から言うと…
訪問査定の前に、そこまで特別な準備は必要ありません。
もちろん通常のお掃除ぐらいはしておくべきですし、部屋全体がスッキリしていれば好印象にはなりますが、そこまで大きく査定額に影響はしないのではないか…というのが正直な感想です。
なぜなら訪問査定の段階ではどこの不動産屋にするか決めておらず、こちらがお客様。
なので部屋をチェックするとしても、失礼なほどあちこちバンバン開ける営業マンはまずいないと思われます。
我が家が頼んだ3社も会社よって差はありましたが割とサラッと見ただけという印象で、正直少々拍子抜けしました(笑)
何しろこちらは、ベランダまでピカピカに掃除してお迎えしたんですから!
窓からの眺めをチラッと確認した方もいましたが、ベランダは一切スルーでした…
水回りをキレイに使っていると、大変印象が良いそうです。
なので、落とせる水垢やカビはしっかり落としてからお迎えしましょう!
A社訪問
最初にやってきたのは、A社。
・割と小規模
17時から他社との約束があると言ったら「何とかその前の時間に!」と強引だったので…15時半に来てもらう約束をしていました。
が…時間を過ぎても現れず、15時45分頃に連絡してみると「え?16時でしたよね?」と約束時間を間違える大失態!
当然、この時点でかなり印象は悪いです。
まずは、サクッと家全体をチェックしていました。
収納も何ヶ所か開けて確認し、眺望などもチラッと確認していました。
ただ「エアコンは置いていかないつもり。」と言っているのに、型式を何度も確認されたり、ちょっとピントがずれている?という感じが気になりました。
その後の説明では「このエリアのマンションを購入するのはほとんど都内の方なので、私たちが一番力になれるはずです!」とのことで…
旦那と「本当にそうなのかなぁ?」と疑問が湧きました。
やはり土地勘のある地元の方が買う確率が高いのでは?と、私たちは考えたからです。
遅刻してきたので、17時に次の会社が来るギリギリまで大慌てで説明をし続け、帰って行きました…
B社訪問
続いて、入れ違いで17時ピッタリにやってきたB社。
・新築戸建て住宅の販売に力を入れているイメージ
とっても爽やかで好印象。
ただ…ちょっと香水がキツめ。お客さんの家を訪問する時には、もう少し控えても良いのでは?という気もしました。
説明に入る前に当然各部屋を見て回るのかと思いきや、こちらの方はリビングまで来る途中にチラッ、チラッと左右を見ただけで、収納の中はもちろん部屋の中もほぼノーチェックでした。
説明も決して押しが強いということは無く、割と淡々とアピールポイントを伝えて40分ほどで帰って行きました。
C社訪問
旦那の仕事の都合もあり、C社の訪問は翌週末となりました。
・直近に我が家のマンションの販売実績有り
それまでの一週間の間に、C社の営業マンからは数回メールが送られてきて、「このエリアでどれほどマンションの販売実績があるか」が熱く語られ…更には「私と会うまでは販売を依頼する業者は決めないで下さい。」とかなり本気モード!
ただ…メールの冒頭で我が家の苗字を間違えていて、大切なマンション売却を任せても大丈夫かしら…と少々不安になるところはありましたが。。
そして迎えた当日。
約束の時間の5分前にやってきました。
その日はあいにくの雨模様で、かばんが少し濡れてしまったようで、リビングで座る時にハンカチを取り出して、床に敷いてからかばんを置いていました。
私は「そこまでしなくても…」とちょっとビックリしましたが、主人は同じ営業マンなのでそういう丁寧な姿勢は高く評価していました。
この方は、各部屋、収納とも割とじっくりと確認していました。
収納をひとつ開ける度に「わぁ!お奇麗ですね。」「素晴らしいですね。仕事じゃなかったら、写真を撮って、嫁に送りたいぐらいです。」など、お世辞でも嬉しい感想をたくさん伝えてくれました。
A社もB社も、我が家に関するコメントや感想は一切無かったので、そういうことを伝えてはいけないルールでもあるのかしら…と思っていたのですが、やはり誰でも褒められれば嬉しいものです。
そうですか~?まぁどこでも自由に見て下さいよ。
となぜかドヤ顔で答えている、収納に関心ゼロの旦那にはイラッとしましたが(笑)
その後、熱意溢れる説明があり1時間ほどで帰って行きました。
選んだ不動産屋は?そのポイントとは…
C社が帰った後、旦那と話し合いました。
3社とも、一致していたのは「賃貸よりも断然売却をおすすめします。」ということ。
理由としては…
という訳で、愛着あるマンションを手放す淋しさはありましたが…賃貸という選択肢は外し、売却一本で検討することにしました。
大切なマンションの売却をどの不動産屋さんにお願いするか…話し合う間でもなく、私たち夫婦の意見は一致していました。
C社にお願いしよう!
選んだポイント
営業マンとの相性
これ、実はかなり重要です!
いかに優秀な営業マンであっても何か生理的に受け付けないとか、連絡を取り合う度にイラッとする…ということになると、数ヶ月間何度もやり取りをするのがストレスになってしまいます。
営業マンとして、という以前に人としてお付き合いしたいと思える方を選ぶことをオススメします。
販売実績
我が家にやってくる、ほんの一週間前に同じマンションの売り出し中だった部屋を売却した実績があったC社。
当然何度もマンションに足を運んでいますし、何より管理費の値上げの時期から駐車場の空き状況まで、実際住んでいる私たちでもはっきり分からないようなことまで、本当に良く知っていました。
この方にお任せすれば、我が家の良さをたくさんアピールしてくれるのでは?という思いで、C社にお願いすることに決めました。
紹介制度
実はC社、10年ほど前に私の兄が新築マンションを購入した会社でもありました。
そのことを伝えると、なんと…
仲介手数料って、どのぐらいの金額かと言うと…
もちろん売却額によりますが、我が家の場合は、軽~く最新家電が2~3個買えちゃうぐらいの金額でしたよ!
10パーセント、かなり、かなり大きいです!!
もし不動産売却を考える際には、紹介のつてがどこかに無いか多少強引でも聞いてもらえる場合もあるので、諦めず必死に探しましょう!
まとめ
一生にそう何度も経験するものではない不動産の売却。
とても大きなお金が動くものですし、絶対に失敗したくないですよね。
その為に何よりも大切なことは、安心して任せられる、信頼できる不動産屋を見つけることです!
この記事が、これから大切な不動産を売却される方の少しでも参考になれば幸いです。
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